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スカッとジャパンでスカッとできる女性が嫌い

僕はフジテレビの痛快TVスカッとジャパンという番組が嫌いだ。じゃあ見なければいいじゃんと言われそうだが、もちろんそうしている。それどころかあの番組を最初から最後まで通して見たことは一度もない。

嫌いな理由を挙げればキリがないが、一番大きいのは根本の部分。スカッとできないという所だ。

 

番組のつくりとしては、スタジオの出演者がミニドラマを見て感想を言うだけの単純なもの。このドラマの展開は大体が「主人公の身近にムカつくやつがいて、何か事件が起こり、そいつが罰を受ける。」というものだ。

 

この罰の受け方に僕は違和感を覚える。突然イケメンが出てきてムカつくぶりっ子を罵倒するとか、誰かが嫌な上司の不正を告発するとか、「スカッと」を他人が作ることが多い。

僕ならば、自分が直接手を下すほうがずっとスカッとする。それが他人によるものでは、ざまあみろとは思ってもあまりスカッとはしない。むしろ、解決を人の手に任せてしまったという自己嫌悪が芽生えてしまうくらいだ。

 

男性の代表面をするつもりはないが、女性はこういう展開が好きなんだろうか。

突然現れたイケメンが助けてくれるのは白馬に乗った王子様願望っぽいし、自分ではなく誰かが告発してくれるのも含めて、他力本願の意識の表れなのかなと考えてしまう。

 

 

それとは別に、ムカつく奴にただ恥をかかせてスカッと!みたいな展開にも辟易とする。関係のない部分で恥をかかせて勝ち誇れる、その気持ちがわからない。本人に何が悪かったか理解させないことには、そいつは自分の行いを反省しないじゃないか。そんなのは勝ちでもなんでもない。ただの陰湿な仕返しだ。

こんな陰湿なミニドラマを見てスカッとしているスタジオの出演者とテレビの前の視聴者にも、イジメっ子のような陰湿さを感じるのだ。

 

 

以上、嫌いな理由を自分なりに分析して書き上げたが、出演者だけを目当てに見ている人はこれには当てはまらないのでご安心を。

「番組を見てスカッとしている女性」という想像上の人物を批判している僕もまぁまぁ歪んでいるであろうことはこの際棚に上げておこう。