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【ヤクルトファンより】横浜DeNAベイスターズ、CS進出おめでとう!

僕がヤクルトの初のCS進出決定を見届けたのは2009年の神宮球場でのことだった。

大一番、神宮球場での4位阪神との二連戦。こちらの先発は館山・石川の二本柱。第一戦を観戦して勝利を見届け、いざ第二戦!この試合に勝てばヤクルト初のCS進出が決まる。

この試合で一番覚えているのは、石川が終盤に満塁のピンチを迎えた場面。相手バッターは4番金本。ライトスタンドで固唾を呑んで見守る僕は、「怖いけど…今年の金本微妙だしどうにかなるはず!」と信じていた。その結果はキャッチャーフライ。隣の友人と、ビール売り子のお姉さんと、知らない周りの観客と、手あたり次第ハイタッチしたのを覚えている。

 

おそらく今日の横浜スタジアムでも似たような光景が繰り広げられたことだろう。苦しみ続けたチームが初のCS進出。泣いた人だって大勢いたと思う。

特にTBS時代からのファンには敬意を表する。チームは毎年のようにダントツの最下位が定位置。出ていく選手には後ろ足で泥をかけられる。ネットなどではネタにされる存在。(正直僕もネタにしてたと思う。ごめん。)そんな状況で応援し続けた人はファンの鑑だ。

2011年、親会社がDeNAに変わって横浜は生まれ変わった。引継ぎ資料などほとんど残っていない中、一から球団を育て上げ、選手補強にもファンサービスにも力を入れた。結果、魅力ある球団のためにファンは球場に足を運んだ。毎年この時期になると球場には閑古鳥が鳴いていたが今はチケットを取ることすら難しい。

そして今日、球団の努力が一つ実を結んだ。

 

たかがAクラスだとか、借金持ちの3位(まだわからないけどね)だとかケチを付ける人もいるだろう。だが順位は順位だ。今年の横浜が他3球団より強かったことは事実だし、何よりチームからもらった感動は他と比較できるものではない。2009年のヤクルトも借金1での3位だったが、いまだに僕の中でその思い出は色あせない。

 

横浜DeNAベイスターズへ、素直におめでとう。