ぼくの文章訓練所

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アンパンマンのマーチと赤鼻のトナカイ

子供向けの歌の歌詞には心に響くものも多い。

よく言われる例に『アンパンマンのマーチ』がある。

そうだ うれしいんだ 生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも

なんのために 生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのは いやだ!

今を生きる ことで 熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ ほほえんで

そうだ うれしいんだ 生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも

ああ アンパンマン やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

みんなのヒーロー、アンパンマンの優しさを歌うと同時に、子供たち一人ひとりがアンパンマンなんだと呼びかける歌詞。そしてこれを聞く大人にまで背筋を伸ばさせる。

さすがは やなせたかしさんだと言わざるを得ない。

 

そして最近、素晴らしいと感じたのは『赤鼻のトナカイ』の歌詞。

真っ赤なお鼻のトナカイさんは
いつもみんなのわらいもの

でもその年のクリスマスの日
サンタのおじさんは言いました

暗い夜道はぴかぴかの
お前の鼻が役に立つのさ

いつも泣いてたトナカイさんは
今宵こそはとよろこびました

自分が短所だと思っていることは見方を変えれば長所にもなり得る。自分の嫌な部分やハンディキャップを前向きに捉えていこう。

子供の頃は額面通りの意味しか理解せず深く考えようともしなかったが、改めて見ると素晴らしい歌詞だ。

 

子供にもわかるような簡単な言葉というのは受け手の心に染み入りやすい。そしてそれぞれが自身の境遇に合わせた解釈をすることができる。

クリスマスが迫りこの曲を耳にすることが増え、ふと感じたことを書いてみた。